丹州観音寺は、奈良養老四年(720年)にこの地を訪れた法道仙人によって開かれたお寺です。
平安時代(961年)になって、空也上人が七堂伽藍を建立し、丹波地方の観音信仰の中心となって栄えてきました。
その後鎌倉時代に最盛期を迎え、北条時頼・貞時等の比護を受け、25余坊の寺院をもつ中本寺の寺として栄えました。
近年その塔頭寺院の1つである大聖院から9世紀・平安時代前期作の不動三尊が発見され、国の重要文化財に指定され、話題となっています。
江戸時代中期には丹波地方を代表する密教建築の本堂(京都府指定文化財)が再建され、現在に至る伽藍を形成しました。
明治時代には大聖院、多聞院が統合され補陀洛山觀音寺となり、令和の現代は花と文化財御寺として、多くの参拝者に親しまれる寺院となっています。
・国指定重要文化財
・平安時代前期(9世紀)
・日本最古
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重文・觀音寺大聖院本尊 化身
・国指定重要文化財
・鎌倉時代前期(13世紀)
・国指定重要文化財
・平安時代後期(11世紀)
④金剛力士像2躯:京都府暫定登録文化財 鎌倉時代(14世紀)院興又は院派仏師作
⑤本堂:京都府指定文化財・江戸時代1784年
⑥鐘楼:京都府指定文化財・江戸時代1789年
⑦山門:京都府指定文化財・江戸時代中期
⑧絹本著色千手観音菩薩:京都府暫定登録文化財・南北朝時代1374年
⑨絹本着色薬師十二神将:京都府暫定登録文化財・鎌倉時代
10 絹本著色五大明王像:京都府暫定登録文化財・南北朝時代
11 絹本著色 十六善神像:京都府暫定登録文化財・南北朝時代
12 絹本著色 仏涅槃図:京都府暫定登録文化財・室町時代
13 絹本著色 不動明王像:福知山市指定文化財・南北朝時代
14 絹本着色 バン字:福知山市指定文化財・南北朝時代
15 觀音寺聖教文書類2415点:京都府指定文化財・鎌倉時代~江戸時代
16觀音寺文化財環境保全地区:平成10年3月13日決定
観音様の霊力で眼病が治り、再び光明を得たお礼にと、七色に変化する光の花あじさいを数本植樹されたのがあじさい寺のはじまりです。
約50年前、ご本尊十一面千手千眼観世音菩薩(秘仏)のご開帳に万灯万華(まんとうまんげ)をお供えしようと発願がありました。
その時、以前眼病が治ったお礼にと植えられたあじさいがよく育っていたこともあり、あじさいが観音寺の土地に一番合うだろうということで選ばれ、多種植樹されたのが、「あじさい寺」と呼ばれるようになった所以です。
心の疲れを癒し、明日を生きる英気を養う為、是非お参りください。
住職の心安らぐ詩画が30枚程度展示してあります。
明日生きる英気を養ってください。
寺務所にご連絡をいただければいつでもご覧いただけます。
毎年6月~7月には白・青・紫・ピンクのあじさいが鮮やかに咲き乱れ、花浄土と呼ぶのにふさわしい佇まいをご覧頂けます。
仁王門から続く参道や七観音巡りの小道はあじさいの道へと変わり、訪れる方の目と心を癒し、立ち止まって熱心に写真を撮られる方も多くいらっしゃいます。
見頃 6月初旬 ~ 7月初旬
最盛期 6月18日 ~ 6月30日頃
病気平癒や縁結びなどの諸願成就を祈祷してお参りください。
数々の奇跡が起こっております。
ご祈祷帖を寺務所でお求めください。
【お祀りしている観音様】
千手観音菩薩
馬頭観音菩薩
十一面観音菩薩
聖観音菩薩
如意輪観音菩薩
不空羂索観音菩薩
准胝観音菩薩
■100日お参り帖 500円
■7日お参り帖 無料
■1日お参り帖 無料
あじさい参詣の門の前や、本堂のそばの木陰などにかわいらしい姿のわらべ仏様を安置しています。
境内を散策される途中で、ぜひご覧になってください。
箱の中から取り出された花仏さまがあなたのご縁の仏さまです。
花仏さまからのお言葉が裏面に刻まれています。
花仏さまをにぎって念ずると、不安や迷いが消え、おだやかな心になれます。
あなたの守り仏としておそばにおいて下さい。
だるまの力で幸運を…!
だるまはお供えされてもお持ち帰りになってもどちらでも結構です。
お供えされる場合は、だるまに願い事を1つ書いて、格子に納めて下さい。
毎月28日は午前10時30分より不動堂にて護摩を焚いていますので、是非お参りください。
当日お参りできなくても添え護摩木でご祈祷されますとご修法いたします。
■添え護摩料 500円
護摩堂(不動堂)は境内の一角にございます。
不動明王像
お願いごとが叶うようにご祈祷致します。
丹波地方では、最大の祈祷祭です。
たくさんの僧侶や行者によって各種の祈祷が行われます。
添え護摩木にご祈願を書いてお申し込み下さい。
交通安全や商売繁盛、良縁拝受、心願成就などをご祈祷いただけます。
ご祈祷されたお守もたくさん用意してあります。是非、お参りください。
※ご本尊霊佛観音のご奉賛をいただいた方には木製のお札をお授けいたします。
そしてご芳名を1年間本堂にあげさせていただきます。
個人奉賛 5,000円
企業(団体)奉賛 1万円・2万円
【所在地】 〒620-0803 京都府福知山市観音寺1067
【TEL/FAX】 0773-27-1618 / 0773-27-4427
【住職】 小籔 実英(こやぶ じつえい)
元高野山金剛峯寺 教学部長
【アクセス】
●徒歩の場合
JR山陰本線石原駅から徒歩15分
JR福知山駅または綾部駅からバスで観音寺バス停まで15分(バス停から徒歩10分)
●お車の場合
高速・舞鶴・若狭自動車道 福知山ICから綾部方面へ5分
近畿自動車道舞鶴線福知山ICから東へ5分
福知山市と綾部市を結ぶ府道8号線の中間位の所